因果関係の逆転を
RPGとかでのパラメータの話。
オードソックスなRPGではレベルとか、筋力とか素早さとかその辺のものが数値で出てくる。歴史的に何が最初なのかまでは知らないけれど(ダンジョンズアンドドラゴンズ?)、そういったシステムなゲームは多いと思う。
で、本題。その種類の一つとして筋力とか素早さとかのパラメータを直接操作するようなゲームがある。そんなにたくさんはないかもしれないけど。あと例が思い出せないけれど、たしかあったはず。ゲームのシステムとしては慣れるのにそれほどかからないような類。
これはよく考えると変で、キャラクターの能力を数値化したものを操作しているのに、それにともなってキャラクターの数値が変動している。因果関係が逆転しているように見える。だけれど、更に良く考えてみたら、数値化したものを操作しているのではなくて、キャラクターの能力を操作した結果、それにともなって数値が変わると思うと、そんなでもない。まあ自分はそう解釈していたという話。
因果関係の逆転を自然に行う、または意識させないというのはどういったものなのか、たまに考える。単に皆あまり因果関係とか興味ないんだとか相関関係見るほうが楽しいとかそういう話なのかもしれないが。
RPGの世界の中での因果律と、プログラムの因果律がやはり違ったものであって、ゲームとして認識しているからその辺がおかしく感じても「そういうゲームだから」として認識するからだろうか。因果律が違った世界をプレーヤーに認識させるのはどういったことなのだろうか。そのあたり考えていくと文脈とかコンテキストとかテクストかその辺の話に巻き込まれていくんだろうなあと思います。