最近読んだ本

傾物語 (講談社BOX)

傾物語 (講談社BOX)

amazonから届いた。いつの間にか趣味ではなく修羅百パーセントに。もともと趣味で描かれたシリーズなのだから、趣味で描かれたほうがいいのになあと思うが、まあいろいろ忙しいのでしょう。というか忙しさがにじみ出てるというかはみ出している。日程的には来年で一区切りつくようだけどほんとにつくのだろうか。でも忙しそうな割には、わりと予定守られてるなー。(比較対象:戯言シリーズ)。りすかはいつなのだろう。
語り部アララギさんに戻って、いつもどおり雑談が主体。話としてそれありなんだろうか的な展開に。まあ怪異だしなー。
都市伝説セピア (文春文庫)

都市伝説セピア (文春文庫)

この方の小説を読んだのは、初めてだ。短編集で、少しのふしぎ要素とホラー、ノスタルジーがそれぞれ組み合わさっている。タイトルと解説が石田衣良さんだったので買ってみた。いちばんよかったのは「昨日公園」でつぎが「ふくろう男」だろうか。ノスタルジーの部分は戦後成長期を世代的に経験していないため、実感とはならなかった。どうしても遠い時代のことに感じてしまい地続きにならない。そこはそれで、狂喜、他人に自分を説明できる種類の怖さ。これがとても好みのものだった。
Wikipedia を見てみると世にも不思議な物語でいくつか映像化されていた。ウルトラマンの脚本をかいたことがあるのは驚く。大学の図書館にいくつかあるようなので来年読む予定。