今週のお題:おすすめの本

おすすめの本、そう言われると迷う。どれを書こうか、と。
 さすがに全部を書いていくのは無理なので、幾つかに絞らなければならないが、絞る基準をどうするか。せっかくおすすめの本と聞かれているのであまり有名でないような本を紹介してみたくなる。(作者様に失礼かもしれないが)

ヴィーナスの命題 (角川文庫)

ヴィーナスの命題 (角川文庫)

 大変好きな作品。ミステリー好きな人なら存分に楽しめるだろうが、そうでない人にはまったくもってお勧めできない。
 ある事件を起きた高校での高校生たちの話。と書くとまあいろいろな作品を思い浮かべるだろうが、この作品中の高校生はやたらと会話のレベルが高い。解説にも書かれているように現実にはこんな高校生はいないだろう。そしてもちろんそんな部分を楽しむ作品。
読んだのが数年前なので詳しい感想を書けないのが残念。

 はてなでのこの作品へのブログ言及数を見ると、何件か紹介されているようだ。自分が本を読み始めた歳とかぶらないのであまり有名でないと感じたのか。自分が買ったのはハードカバーなのだけど文庫も去年出ていたのか。
 リンクを辿り色々感想を読んでいくと、かなり内容がわかりづらいと書いてある。そのあたりの記憶が曖昧なのだが、ひょっとすると以前読んだ時に噛み砕かずに読んでいたのだろうか。そのうち再読しなければ。

この方の作品を色々買ってみたい読んでみたいと思っているのだけれど、現在出版されているのはこれ一作であるようだ。新刊を常に待ち続けているような気分だが、難しいところだろうか。