アニメに現れる日本の宗教

久々にブックマークになにがあったかと読み返していたら、
http://matome.naver.jp/odai/2128978932253372201
があったのでなにか面白いものがあったかと思い見ていたところ、こちらが面白そうだったので読んでみた。

アニメに現れる日本の宗教
http://www.tufs.ac.jp/insidetufs/kyoumu/doc/yusyu21_kashiwa.pdf

 取り扱われる内容としては、ジブリアニメが第1章、深夜アニメのうち神道にかかわるもの「かみちゅ」「かんなぎ」を第2章、そしていわゆる聖地巡礼のものを第3章にか書かれている。自説を展開するというより、周辺情報を調べ、アニメの中で宗教がどう扱われているか、製作者の視点などについても詳しく述べられていて大変興味深かった。
 この論文の中では神道アニミズムが中心となっているが(日本の宗教という題目なので当たり前だけど)、深夜アニメとキリスト教徒の絡みなどを調べてみると面白いのではないかと思うのですよ。そのまんまの結果しか出ないかもしれないけど。まあエヴァンゲリオンとその考察という膨大な前例があるわけですが。さらに余談を言うならエウレカセブンについて宗教的視点から分析したブログを以前みたことがあるが知識不足でよくわからなかった。
 論文自体がアニメの解説自体に近い構造になっているので、この視点からアニメが見られるなら楽しいだろうなと思いながら読んでいた。論文に出てくるうち見たことがあるのはジブリぐらいなので、他のものもそのうち見てみたい気になった。