されど罪人は竜と踊る①

されど罪人は竜と踊る 1 ~Dances with the Dragons~ (ガガガ文庫)

されど罪人は竜と踊る 1 ~Dances with the Dragons~ (ガガガ文庫)

以前スニーカー文庫で発売されていたものが、ガガガ文庫へ移籍、でいいのかな。目に見えるほど厚さの違いがあるので、大幅に加筆されているのは分かるのだけど、どこが代わったのかが思い出せない。新聞記者って前でてたっけ、どうだっけ。誤字脱字が多いと聞いていたので身構えていたが、気にするほどではなかった。
そもそもこのシリーズ自体の話をすると、化学式がよく出てくる欝系ライトノベル。どこかの学校では禁書扱いになってたとかなってないとかの噂があったようななかったような。社会を分析し続け、対象を分析し続け生き残りながら救いを求めても、救われない話。
このシリーズを読んだ感想を見ていくと、欝になるとか気分が沈むなどが多いが、自分の場合あまりそういうことはなく楽しめた。いや決して救いのない話ばかり読んでいるから慣れているとかそういうわけではなく、読後の後味の悪さはもちろんあった。ライトノベルと思って読むときついかもしれないという話。あと前述のように化学式と理屈と屁理屈がばらばらと出てくるのでそういうのが好きな人向け。